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MESSAGE

インターネットが発展し、
誰でも気軽にメッセージを
発信できるようになった。

スタンプ一つで簡単に
気持ちや想いが伝わる時代。

でも、会って想いを伝えてみたら。
ありのままの感情を打ち明けてみたら。

実は、伝わりきっていないこと、
新しい発見があるかもしれない。

CARE LETTERは、美容師たちが、
大切な人をサロンに招き、
想いを伝えるプロジェクト。

MOVIE
普段は言えなかった想いを大切なあの人へ。
一歩を踏み出し、想いを伝えた美容師3人のストーリーを映像でご紹介。
ARTICLE
普段は言えなかった想いを大切なあの人へ。
一歩を踏み出し、想いを伝えた美容師3人のストーリーを記事でご紹介。
一番合戦 彩
drive for garden
日野 達也
shine
NATSUMI
ALBUM SHIBUYA
STORY01
STORY02
STORY03

あなたは、
伝えようと思った言葉を言わなかったこと、
ありませんか?

日常でも、思っているだけで
相手に自分の想いを伝えないことは
たくさんあります。

たとえば、
「もっとキレイになりたい」と思う女性たち、
「もっとキレイにしたい」と願う
ヘアスタイリストたち。

お互いの気持ちをほんの少し
伝え合う世の中になれば、
きっと、もっとキレイになれる。

プロマスターカラーケアは、
「いつまでも美しい髪を楽しんでもらいたい」
そんなヘアスタイリストの想いを、
多くの人に伝えるために生まれました。

一番合戦 彩
drive for garden
FOR YOU
想いを伝えるのは、13年間通い続けてくれているお客様。
アシスタントの頃に出会い、13年間ずっと来てくれている宮本さん。つらいアシスタント時代から今まで寄り添ってくれる宮本さんから気付かせてもらったことや、感謝の気持ちを今回初めて本人に伝える。
EPISODE


アシスタント時代から今まで13年間、
髪を切りに来てくれているお客さんがいる。

それが、敬子ちゃん。
アシスタント1年⽬の頃、モデルハントで出会った。

人当たりがよくて、優しい性格で、
年下ながらとてもしっかりした子だった。

1日も早くスタイリストデビューしたくて
がむしゃらに働いていた私にとって、
何事にもチャレンジングに有言実行する敬子ちゃんは
自分も頑張ろうと思わせてくれる存在でもあった。

あの頃は毎日練習漬けの日々で体力的にも精神的にも辛かったけど、
スタイリスト昇格試験のためのモデルになってくれたり、
試験に合格したら自分のことみたいに喜んでくれる
敬子ちゃんにパワーをもらっていた。

気づけば友人みたいな妹みたいな、そんな存在になっていた。

がむしゃらに頑張って、
ようやく同期の中で1番にスタイリストデビューすることができた。

でも、すぐにはお客さんがつかなかった。
気がついたら、後からデビューした同期たちが
人気スタイリストになっていた。

昔から人に弱みを見せるのが嫌いだった自分でも、
さすがに落ち込む日々が続いた。
いまのお客様まで離れてしまったらどうしよう。

それでも、敬子ちゃんは髪を切りに来てくれた。
私に会いに来てくれた。

いつものように「お任せで」と
言ってくれることも嬉しかった。
そう言ってくれるのは、
自分を信頼してくれているからなんだと気づいた。

アシスタントの頃から会いに来てくれる敬子ちゃんは、
自分を美容師と認めてくれる存在として、
心の支えになっていた。

そんな時、一つの仕事をもらった。
自分の人生に影響を与えた人へ
感謝の想いを伝えるという企画のものだった。
同じタイミングで、来月敬子ちゃんが
海外転勤すると連絡がきた。
今こそ、敬子ちゃんへありがとうを伝えたい。


当日。
お互いいつもと違う雰囲気で緊張していたけど、
敬子ちゃんがいつもみたいにお任せでと言ってくれたから、
普段通りリラックスして施術できた。

施術をしながら、出会った頃の話から
敬子ちゃんのお母さんを美容室に紹介してくれた時の話まで、
色んな話をした。
敬子ちゃんが来月には海外に行くので、
いつもより昔話で盛り上がった。

仕事柄、転勤に出ることが少なくない敬子ちゃんだが、今回は海外。
いつまた日本に戻ってこれるのかもわからない。
寂しいけど、頑張る敬子ちゃんを可愛くして送り出してあげたい。

いつも以上に施術に気合が入る。

もし、日本に帰ってきたときも暖かく迎えてあげられるよう、
敬子ちゃんにとって、いつでも会いに行ける
ちょうどいい存在でいたいと思った。

13

改めて気持ちを伝えるのは恥ずかしいけど、
施術のあと、敬子ちゃんに今までの感謝を伝えた。

「どんなに辛い時も敬子ちゃんが
ずっと来てくれたのが、私の心の支えでした。
本当にありがとう。
今日がまた、二人の大切な思い出になったから、
13年後にまた今日のことを話せたらいいな。」

湿っぽいのが苦手だけど、これからも繋がり続けたい。
そんな想いから自然とあふれた言葉。
13年間の感謝を、これからの想いも込めて伝えた。

「こちらこそ、ありがとうございました。
いつも可愛くしてくれて、
困ったときは親身になってくれて。
本当のお姉ちゃんみたいで嬉しいです。
海外には行きますが、
帰ってきたらすぐ彩さんのところに行きます!」

自分の想いを伝えられたのも嬉しかったし、
敬子ちゃんの気持ちを聞けたのも嬉しかった。
きちんと想いを伝えたら相手にも気持ちが伝わるんだと、
改めて感じた。

次に海外から帰ってきたら、何を話そう。

日野 達也
shine
NATSUMI
ALBUM SHIBUYA
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日野 達也
shine
FOR YOU
想いを伝えるのは、大学を辞めて美容師になる夢に背中を押してくれた母親。
突然の「美容師になりたい」という想いに賛成してくれた母親のおかげで、ここまでこれた。いつもはほとんど話すことがないが、今回、美容師人生10年という節目に、初めてあの時の想いを打ち明ける。
EPISODE

美容師になりたいと思ったのは、大学1年のころ。

ぼんやりとサラリーマンになれればと考えていた。
大学に入ってからも、やりたいことも決まらないまま過ごしていた。

そんなある日、とあるスタイリストの記事を見つけた。
自分のやりたいように仕事を切り拓いていく
その人の人生のストーリーを読んで、
はじめて働くことが楽しそうだと思った。

大学に通ってまだ半年しか経っていなかったけど、
美容師になりたいという気持ちがおさえられなかった。

「大学を辞めて美容師になりたい。」
昔から引っ込み思案の自分には、父親を説得する自信なんてなく、
ダメなら諦める覚悟で母親に言った。

「本当にやりたいことならやりなさい。」
きっと反対されると思っていたので意外だった。
母親はさらにこう付け加えた。
「人は生まれてから死ぬまで神様が道筋を決めてくれてるから、
自分が決めたことならば迷わず進みなさい。」


美容学校へ編入し、アシスタントとして技術を磨き、
ようやくスタイリストデビューを果たした。

スタイリストとして初めてのお客様。オーダーはボブスタイルだった。
ようやく現場に立てるという嬉しさよりも、
きちんとカットできるかという不安のほうが大きかった。
手が震えるあまりうまくカットできず、
見るに耐えない仕上がりになってしまった。

ボブのお客さんが来るたびに、
その時のお客さんの不安な顔が忘れられなかった。
いつしかボブが苦手になり、
美容師としての自信をなくしてしまっていた。
自分はこの職業に向いていないのかもしれない。

そんな時、ふと思い出したのが、母親が昔言ってくれた言葉だった。
「人は生まれてから死ぬまで神様が道筋を決めてくれてるから、
自分が決めたことならば迷わず進みなさい。」

くよくよ悩んでいても仕方ない。
この言葉を原動力にして、苦手も克服しようと決めた。

あの時の経験を糧に、技術を向上させるため必死に勉強した。
いつしかあんなに苦手だったボブが、
ボブスタイリストと言われるまでになった。

10

美容師になって10年目になり、
大切な人に感謝の想いを伝えるという企画の話をもらった。
誰に伝えたいか。母親しかいなかった。

やりたいようにやってもいい、
自分の思うままに道を進んでいけばいい。
母親がそう言ってくれなければ、美容師になれなかったと思う。

しかし、母親に面と向かって話すのは正直とても恥ずかしかった。

昔からあまり話さない子供だったから、
家族とゆっくり会話した記憶があまりなかった。

その場で話すといっても緊張してうまく話せないだろうから、
人生で初めて母親に手紙を書いた。

「今年で美容師を始めて10年目になりました。
あの時、背中を押してくれなかったら、今の自分はないし、
自分が辛い時もお母さんの言葉があって変わることができました。
ありがとう。
これからも頑張るので、暖かく見守っていてください。」

自分の想いを聞いて、母親もあの日の想いを打ち明けてくれた。

「初めは私もすごく心配だったけど、
覚悟を決めて苦手なことも克服している姿に、
息子ながらすごいとお父さんも褒めてた。
美容師になって頑張る達也の姿を見て、
家族も感化されて前向きになれたから感謝してます。
体には気をつけて、これからも家族の自慢の美容師でいてください。」

意外な返事だった。

両親の考えていることを聞くのがはじめてで、少し照れ臭かった。
でもそれ以上に、両親が自分をずっと
気にかけてくれているのが嬉しかった。

両親のおかげで切り拓くことができた美容師人生。
これからの10年、20年も母親がくれた言葉とともに
もっと前に進んでいきたい。

両親と面と向かって話すのはまだ恥ずかしいけど、
これから少しずつ、話す機会を増やしていこう。

一番合戦 彩
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NATSUMI
ALBUM SHIBUYA
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NATSUMI
ALBUM SHIBUYA
FOR YOU
想いを伝えるのは、小学校からの親友であるあかりさん。
昔からずっと一緒にいた存在。なつみさんの人生において、なくてはならない存在。今回は、ずっと支え続けてくれたあかりさんへ、今までを振り返りながら感謝を伝える。
EPISODE

―あなたには、自分の想いや感謝の気持ちを伝えたい
大切な人はいますか?―
と聞かれたら、真っ先に思い浮かぶ人がいる。

20年来の友人であるあーちゃん。

私の姉とあーちゃんのお姉さんが同い年で仲が良かったから、
私もよく家に遊びに行ってたこともあって、あーちゃんとすぐに仲良くなった。
小中学校の頃は習い事も部活も同じで、毎日一緒にいたけど、
高校生ではクラスが離れてしまって、遊ぶことが少なくなっていた。

二人で会話することも減っていたけど、
私は美容師、あーちゃんは保育士になる夢があったから、
夢を叶えようと頑張るあーちゃんの姿は、
いつも自分の励みになっていた。

お互い夢を叶えて就職してからは、
あーちゃんが私のところに髪を切りに来てくれることもあり、
仕事の話や恋愛の話、趣味の話まで
包み隠さず話せるようになった。

あーちゃんは、ポジティブで本当に優しい人。
私が“人生詰んだ”と思うくらい、辛いことがあった日も、
自分のことみたいに涙を流してくれて、朝まで一緒にいてくれた。

自分もあーちゃんのように
優しい人になりたいとひそかに思っていた。
昔から人が好きで美容師になりたいと思ってたけど、
人を好きになるきっかけをくれたのは
間違いなくあーちゃんだと思う。

とある日、ケアレターという、
大切な人に想いを伝える企画の話をもらった。

すぐにあーちゃんのことが思い浮かんだ。
日頃「ありがとう」と言うことはあっても、
改まって感謝の気持ちを伝えたことはこれまで一度もない。
ましてや家族にさえ、機会がないと言わない。
それに、あーちゃんなら言わなくても気持ちは伝わっていると思うし…

でも、あーちゃんを大切に想っていること、
いつも感謝していること、
本人には実際に私の想いってどれくらい伝わっているんだろう。
この機会に、ちゃんとあーちゃんに、
自分の気持ちを直接言葉で伝えたい。

いよいよ企画の日がやってきた。
気持ちを伝えるということにドキドキしていたものの、
あーちゃんの顔を見るとリラックスした。
「今日はどんな髪型にする?」
「髪伸ばしてるんだけどやっぱり切っちゃおっかな〜」
「短かくするの久々じゃない?」
「そうなんだよね…この機会だし!髪色はいつも通りお任せで!」

あーちゃんが普段と変わらないテンションで話してくれるから、
いつのまにかいつも通りの自分に戻っていた。

施術が終わって休憩室を訪れると、
テーブルの上には複数の封筒が置かれていた。
「なんだろう?」と二人で不思議に思いながら封筒を開けると、
なんと昔の写真が出てきた。

「懐かしい!ここの公園で小学生の時よく遊んだよね。」
「中学生の時は部活帰りにこの土手に行ってた!」
「成人式は豪雪で本当に寒かったの、懐かしいね。」

封筒を開けるたび、学生の頃に戻ったように思い出話に花が咲いた。

あーちゃんとの思い出は数えきれないけど、
いつでもあの頃のように新鮮に思い出せる大切な思い出ばかり。
改めて、自分にとってのあーちゃんの存在の大きさに気づいた。

「マイナスな言葉を一切言わずに、どんなことにもプラスで返してくれるあーちゃんがずっと支えてくれたからこそ、ずっと変わらない私のままでいられてるよ。本当にいつもありがとう。」

思い出話をしてる途中で、ふいに感謝の言葉がもれた。
今まで全てを話したあーちゃんに、はじめて伝える気持ちだった。

あーちゃんは恥ずかしそうに、でも嬉しそうにこちらを見た。
そして、こっそり隠していた手紙を出して読み始めた。

「この企画がなかったら、なつみちゃんの気持ちを聞くことができなかったので、本当に嬉しい。いつも髪の毛のメンテナンスだけじゃなくて心のメンテナンスまでしてくれてありがとう。これからも何かあったときはいつでも頼ってね。わたしも頼るね。ずっとよろしくね。」

あーちゃんに感謝を伝える企画だと思っていたから、
まさかの逆サプライズにびっくりして思わず涙が出た。

長く一緒にいても、思っているだけじゃ伝わらないこともある。
これからはきちんと想いを言葉にしていこう。
伝えた言葉も一緒に思い出になるように。

一番合戦 彩
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日野 達也
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